2023年06月23日
女性が好むデザインを作る5つのポイント
はじめまして。
コトハジメ。デザイナーの金野と申します。
女性向けの商品やサービスを扱う場合、
その会社のブランドイメージやホームページ、販促ツールなども
女性が好むデザインにすることが大切です。
ターゲットに好まれ興味を持ってもらえるデザインであれば、
会社の認知向上にもなりブランド力のアップにも繋がります。
男性と女性の感覚の違い
一般的に、男性と女性では脳の構造が異なるため、
行動や考え方も異なる傾向にあると言われています。
なんとなくインターネットなどを見ていても
「男性向けっぽいな」「これは女性向けだな」と感じることがあると思います。
男性は、数値やデータなど統計的な根拠を重視しますが、
女性は自分が利用するイメージを膨らませたり
効果などを具体的に想像できるものを重視する傾向にあります。
また、女性は男性よりも物事を感覚的に捉えやすく、
ぱっと見た第一印象で「自分の好みか」「自分に合っているか」
「自分に関係があるか」などを判断する傾向があるため
女性用のサービスや商品の場合は、女性向けのデザインにする方が効果があります。
今回は女性向けのデザインを作る5つのポイントをご紹介いたします。
①女性が好む色彩の選択
女性向けのデザインでは、一般的に柔らかで温かみのある色合いや
パステルカラー、ピンクや紫なども好まれる傾向があります。
華やかな印象やエレガントな雰囲気を表現したい場合は
ゴールドやローズゴールドなどのメタリックカラーとの組み合わせもおすすめです。
年代別に好まれる色彩
年代によっても好まれる色彩やトーンは変わってきます。
10代・・・色味を抑えたパステルカラーや大人っぽい黒など
カラートーン:ライトトーン、ブライトトーン
20代・・・色や彩度の区別なくカラフル、ポップで明るい色
カラートーン:ビビットトーン、ブライトトーン、ソフトトーン、
ライトトーン、ペールトーン
30代・・・落ち着いたキレイで爽やかな色
カラートーン:ブライトトーン、ソフトトーン、ライトトーン、
ペールトーン、ライトグレイッシュトーン
40代以上・・・エレガントさや高級感、知性を感じさせる落ち着いた色
カラートーン:ダルトーン、グレイッシュトーン、ダークトーン
年齢を重ねることにより
好まれる色の幅が広がる
明るく鮮やかな色から落ち着いたシックな色合いに好みが変わっていく
という変化があるようです。
女性には暖色系の色味が好まれますが
例えば同じピンクでも、くすみピンクやベージュピンク、
青みがかった寒色系のピンクなど様々なピンクがあります。
落ち着いたピンクが合っているのか、派手目なピンクが合っているのか
商品やサービス、ターゲットに沿った選択が必要です。
②シンプルで洗練されたデザイン
女性は視覚的に直感で捉える傾向があるため、
シンプルで洗練されたデザインが好まれる傾向にあります。
無駄のないデザインや美しいフォームを重視することで、
女性らしい上品さや品位を表現することができます。
シンプルなデザインのメリット
シンプルなデザインは見やすく分かりやすいことが前提となるので、
会社やサービス、商品を理解してもらいやすくなるメリットがあります。
ストーリー性や感情表現
女性はストーリーや感情表現に共感する傾向にあるため、
悩みに寄り添う姿勢のキャッチコピーや自己投影ができるようなコピーに反応しやすいです。
③柔らかな曲線と丸みのある形状
女性らしさを表すデザインとして、
柔らかな曲線や丸みのある形状を使うことは効果的です。
これらの要素は女性らしさや優しい印象を引き立てるので、
親しみ安さや安心感を感じさせることができます。
写真の例
四角い写真をそのまま使用するよりは、
角を丸くしたり丸みのある形状に変形して使用するなど、
柔らかな印象になるようにします。
線やオブジェクトの例
直線や鋭角なものは曲線や流線型などに変えてみましょう。
④フォントの選び方
フォント選びは、デザインの印象がガラリと変ってしまうほど
重要な役割を担っています。
デザインやターゲットにあったフォントを選びましょう。
曲線のある細いフォント
丸みや遊びがある曲線的なフォントが好まれることと、
細めのフォントにすることで女性らしいエレガントさと
繊細さのあるデザインに仕上がります。
手書き風のフォント
手書き風のフォントは温かみがあり可読性を高める効果もあります。
読みやすいフォントが好まれます。
装飾的なフォント
エレガントな要素が含まれた装飾的なフォントが効果的な場合もあります。
⑤心地よさと使いやすさ
女性向けのデザインでは、心地よさや使いやすさを重視することが大切です。
視覚的に魅力があるだけでなく、使い勝手が良くユーザーが快適に
操作できるものだったり、わかりやすいものを心掛けましょう。
余白が雰囲気や想像力をかきたてる
余白が少ないデザインは、勢いやチープさが勝る傾向にあり、
女性向けの品の良さや柔らかい雰囲気を表現しにくくなります。
女性はイメージや印象で商品の善し悪しを判断する傾向もあるため、
余白を十分に取り入れることがポイントです。
情報の整理
コピーと本文にメリハリを付けたり、伝えたい項目ごとに色分けをして区切るなど
見やすくわかりやすいデザインにすることも大切です。
画像やイラスト
女性は文字を読んで理論的に考えるよりも全体的な印象をとらえる傾向が高いので
写真やイラストの重要度も高めです。
キレイで興味を引く画像やイラストを大きめに使うこともポイントです。
女性が好むデザインを作るコツまとめ
女性向けのデザインをする際は、女性の目線や感覚を理解した上で
工夫や気を配る必要があります。
また、女性も年代や好みによって響くデザインが異なってきますので
ペルソナ(ターゲット)を設定し、見やすさやわかりやすさ、使いやすさ、
色味の趣向、フォント選びなどデザインを合わせることも大事です。
女性向けデザインを作る際の参考になれば嬉しいです。
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