2023年04月20日

起業時に欠かせない3つのブランディング

はじめまして。

コトハジメ。デザイナーの大村と申します。

コトハジメディア。にご訪問いただきありがとうございます。

起業をされる・されている皆さんは、ご自身やご自身のサービスの「ブランディング」をされていますか?

起業時にホームページやロゴ、名刺を制作する際にも、

ブランディングはとても重要になります。

今回は、起業時に欠かせない「ブランディング」をテーマに、

そこからクリエイティブ制作への繋がりまでをお話させていただきたいと思います。

ブランディングとは?

コトハジメ。 ブランディング

ブランディング、またはブランドマネジメント (英: branding, brand management) は、

ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、

企業と組織のマーケティング戦略。

ここでいうブランドとは高級消費財に限らず、その対象としては、

商品やサービス、それらを供給する企業や団体のほか、

人物・建築物・史跡・地域 ・祭事など、あらゆるものが該当する。❞

引用
 

起業する方の例でいうと、

「ご自身やご自身のサービスについて掘り下げて深め、お客様の共感や信頼が得られる形とし、お客様にとっての価値を高めていく

そういった行動が「ブランディング」といえそうです。

決して高級なものだけを指すわけではなく、

その人そのものや全てのサービス(商品)に該当するというのが興味深いです。

ブランディングをするメリットは?

ブランディングをするメリットは、大きく3つあります。

他社との差別化

内容だけを見れば、同じようなサービス(商品)も沢山あるかもしれません。

そこで、しっかりとブランディングをすることで

他とは違う価値をお客様に示すことができます。

ファン・リピーターを増やす

ブランディングが確立すると、それに共感するお客様が集まってきます。

ファンになってくれたお客様がリピーターとなり、

リピーターが増えれば売り上げもおのずと上がっていきます。

お客様の満足度向上

ブランディングによって、共感できるサービス(商品)だと認識したお客様は、

そのサービス(商品)を利用しているということそのものに価値を感じてくれるようになります。

満足度を上げるうえで、サービス(商品)自体の価値を高めることももちろんですが、

しっかりとしたブランディングをすることもとても大切なことになります。

ブランディング①:セルフブランディング

コトハジメ。 セルフブランディング

個人事業主として起業される方の場合、セルフブランディングはとても大切であり、最初に取り組むべきことと言えます。

なぜかというと、サービス(商品)にご自身の個性が色濃く出てくるものですし、

その個性に共感した人がお客様として集まってくるからです。

『自分自身がブランドである』といっても過言ではありません。

自分の個性はどのようなものなのか、

どのような印象をお客様に与えたいのかを踏まえて、

自分のテーマ・ポリシーをキーワードで上げてみてください。

セルフブランディングの例

「優しさ」

「温かさ」

「熱意」

「思いやり」

「気遣い」

こうやってキーワードを上げるだけでも、おのずとイメージが湧いてきます。

キーワードの他にも、色や形や質感を考えてみるのも一つの方法です。

赤なのか青なのか、丸いのか四角いのか、硬いのか柔らかいのか…

考えがまとまったら、周囲の人に聞いてみるのも面白いかもしれません。

自分から見たご自身と、周囲から見たご自身に差があった時、

全て周囲の言う通りにする必要はありませんが、

セルフブランディングに取り入れていくことも良い方法かと思います。

ブランディング②:サービス(商品)を掘り下げる

コトハジメ。 サービス

ここでは、サービス(商品)を「目的」「本質」「強み」「イメージ」

の4つに分けて考えてみます。

例として、「世界各地のハーブティーを取り扱うお店」を想定して考えてみます。

サービス(商品)を掘り下げるの例

目的「お客様に世界各地の美味しいハーブティーを提供したい」

本質「お客様の生活にワンランク上の体験を提供する」

強み「ハーブティーの種類の豊富さ、色々なお客様の希望に合わせて選び出す知識・洞察力」

イメージ「可憐な、落ち着いた、リラックス」

こちらは、一緒に仕事をする仲間がいる場合は共有し、

インナーブランディングとしても利用できる項目です。

これらを共有することで、組織全体でブランディングを強化することができます。

ブランディング③:ペルソナを考える

コトハジメ。ペルソナ

サービス(商品)をつくるときにターゲットを併せて考えるかと思いますが、

ペルソナとして細かく設定することで、より強固なブランディングに繋がります。

ペルソナの例

30代女性

精神的・経済的に余裕がある

日々のアクセント・趣味としてハーブティーを楽しみたい

性格はおっとり、芯が強い、こだわりがある、オシャレなものが好き

趣味はヨガ、料理、カフェ巡り

細かく設定していくと、ハッキリとした人物像が浮かび上がってきます。

なぜペルソナの設定が必要かというと、サービス(商品)を

「自分のためのサービス(商品)だ」と認識してもらいやすくなるからです。

それにより、先に書いた「ファン・リピーター化」「満足度向上」にも

繋がっていきます。

ブランディングがデザイン制作にどう繋がる?

コトハジメ。 デザイン

では、ざっくりとブランディングについて書いたところで、

弊社サービス『コトハジメ。』にて、ロゴ制作・名刺制作・ホームページ制作をする際に

ブランディングを踏まえてどのようなことに意識して制作にあたるのか?を

最後にご紹介したいと思います。 

ロゴ制作

ロゴはサービス(商品)の顔になります。

そして、お客様にサービス(商品)を印象付ける一番の材料になります。

ブランディングを踏まえて、

お客様にどのような印象・イメージを与えたいか

お客様にどのようなメッセージを伝えたいか

を意識しながら制作にあたります。

セルフブランディングの項目で、色や形、質感といった項目を上げましたが、

それらがあるとよりロゴの全体像も見えやすく、

サービス(商品)とマッチしたロゴ制作の手助けになります。

また、実際に存在しているロゴの中から、

上記を踏まえて合うものをデザイナーに提示して下さると、

イメージの共有もできますので是非探してみてください。

名刺制作

名刺はリアルで知り合った方に

ご自身、そしてサービス(商品)を知っていただく最初のツール

になります。

そのため、パッと見た印象、どのような目的の名刺にするか

がポイントになります。

お客様にどのような印象・イメージを与えたいか

名刺もロゴと同様、お客様に与えたい印象を意識して作りますが、

紙の材質や加工(活版印刷、箔押し等)によって質感を表現することが可能です。

一つひとつがブランディングに則したものとなるように制作していきます。

名刺に入れるべき情報は何か

例えば、情報量はシンプルにして、他の情報はHPへアクセスしてもらうこともできますし、
パッと見てサービス内容がわかるように図などを入れるのも一つです。

これはターゲットの目的や特性によって考えていきます。

ホームページ制作

ホームページでは、お客様にサービス(商品)をより深く知っていただくことが可能です。

情報量が多いため、ブランディングがしっかりとしていることで

より統一した印象を与えることができます。

お客様にどのような印象・イメージを与えたいか

お客様が欲しい情報は何か

お客様にとって使いやすい導線はどのようなものか

お客様に最適な情報量はどのくらいか

といったことを意識しながら制作します。

印象・イメージについてはロゴや名刺と同様ですが、

ホームページは情報量が多いため効率的な導線や情報量の調整、

つまり、わかりやすい内容にすることが大切になります。

それがターゲットとなるお客様に適していないと、

離脱(アクセスしたホームページから離れてしまうこと)に繋がっていましまいます。

単なるデザインだけでなく、お客様が必要とする情報をしっかりと届けるということも

ホームページ制作では大切になります。

最後に

起業時に欠かせない3つのブランディングと、クリエイティブ制作への繋がりをご紹介いたしました。

『コトハジメ。』では丁寧なヒアリングを強みとしており、

しっかりとサービス(商品)を理解して制作にあたることを意識しております。

これは私たちプロだからこそできることだと自負しております。
 

起業して間もなく、ブランディングやクリエイティブ制作をどうしようか悩んでいる

まるっとお任せしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。